マンハッタン区モーニングサイドハイツにあるミドルスクールの教師が8日、未成年の生徒をデートに誘い飲酒させた疑いで逮捕された。
起訴状によると、同区のコロンビア・ミドルスクールで英語を教えているディーン・べセア被告(54)は先週、かつての教え子だった16歳の女子生徒をメトロポリタン美術館へ行こうと誘った。同被告は、美術館のカフェで女子生徒にアルコール飲料を2杯飲ませ、女子生徒の容姿を褒めたという。また、美術館を出てから地下鉄駅まで送った帰り際には、女子生徒にキスを試みたという。女子生徒は拒絶したが、自宅に戻ってから母親に一部始終を打ち明けたため、母親がニューヨーク市警察(NYPD)に通報し、捜査が進められていた。
べセア被告は、児童福祉を危険にさらした罪および未成年者にアルコールを飲ませた罪で起訴され、市教育局(DOE)は、同被告を退職処分とした。
コロンビア中等学校のウェブサイトによると、同被告は過去に25年間、複数の大学で教授職に就いていた経歴をもつという。
同被告はウエスタン・オレゴン大学で教授をしていた際、当時の交際相手だった20歳の女子学生を巡り、19歳の男子学生に暴行を与えた罪で逮捕されている。