児童生徒108人が熱演 ブルックリン日本語学園

 ブルックリン区コブルヒルのブルックリン日本語学園(借用校ニューヨーク市立小学校PS261校)は19日学習発表会を行い、108人の児童生徒が日本語による劇や落語を披露した。
 国際結婚や永住家庭に育つ子どもたちが多く通う同学園では、ことし11月から日本語学習に劇を取り入れ、振り付けや台詞の言い回しを考える活動を通して日本文化へのさらなる理解と日本語力の向上に取り組んできた。
 発表会では、子どもたちは普段の練習成果を堂々と発揮。4、5年生クラスによる宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」の劇では、方言指導をニューヨーク岩手県人会に求めたという凝った演出もみられた。
 当日は父兄を含む300人近くが訪れ、集まった観客からは、子どもたちに大きな拍手と喝采が送られた。

練習した岩手弁で劇を披露