旅に関するランキングサイト、トラベルマスがこのほど発表した、2015年米国内の最低空港ランキングで、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港(EWR)とニューヨーク市内のラガーディア国際空港(LGA)が1位と2位になり、地元住民にとって不名誉な結果となった。ニューヨーク近郊の空港は、ジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)も含め、これまでもさまざまな調査で“最低な空港”に選ばれている。
この調査では、飛行機のキャンセルや遅延の数、平均チケット代、荷物破損や紛失など米運輸保安局(TSA)へのクレーム数といった数値を集計してランク付けしたもので、EWRは全322空港中最下位、LGAは321位だった。またJFKは315位で、ワースト10にニューヨーク近郊3つの主要空港が全てが入っている。
これら3空港が選ばれる理由はさまざまあるが、トラベルマスによると、いずれも規模が大きいために乗り継ぎ便へのアクセスの悪さや離陸前の地上で走行するなど待ち時間の長さに対しての苦情が多いという。またTSAへのクレーム数も多く、中でもJFKは644件で、その次に多かったカリフォルニア州ロサンゼルス国際空港の454件を大きく上回った。
なお、最良の空港に選ばれたのはユタ州のキャニオンランズ・フィールド空港だった。