大都会ニューヨーク、動物なんてペットの犬や道端のラットくらいしかいないのでは?と思ったら大間違い。ことし、SNSなどでニューヨークをざわつかせた動物たちをチェック!
●ピザ・ラットVSピザ・ラクーン
ピザが大好物の米国人はピザをくわえた動物にも目がないようだ。今秋自分の体より数倍大きいピザをくわえて運ぶラットの動画がYouTubeに公開されると即座に話題になり、たった15秒の短い動画にもかかわらず、12月時点で再生数が860万回を超えた。
その後、セントラルパークではピザを食べているラクーン(アライグマ)がニュースになった。アライグマがピザをくわえながら木を登っていく姿が可愛いかったと目撃者は述べている。
次はどんな動物がピザを食べながら登場するのか? 密かにそんな期待をするニューヨーカーもいることだろう。
●食べてる物がさすがニューヨーカー!
ニューヨークの街では動物たちもグルメであることが判明。人気ハンバーガーチェーン店「シェイク・シャック」のカップをごみ箱から抱えて持ち出し、ミルクシェイクを脇目もふらずに飲むリスの動画が配信されると、一方ではニューヨーカーの朝食の代表ベーグルを首にかけてドヤ顔のハトの写真がネットで話題となった。美食の街ニューヨークに棲むだけあって、彼らもグルメスポットのチェックは欠かさないようだ。
●捕まえた! 珍獣シリーズ
意外なところで、意外な動物たちがニューヨークの各地で捕獲された。この夏にはマンハッタン区インウッドで、交差点付近を歩いている一匹のワニを警察が保護。一方、冬にはブルックリン区内を運行中のバスの中でニシキヘビとみられる大蛇が発見され、保護された。またワン・ワールド・トレードセンター付近では負傷したアカオノスリ(ワシの一種)が、消防士に保護され、手当てを受けている。いずれも動物園でみるような珍獣ばかりだが、実際にニューヨーク市の街中であった出来事ばかりである。
●ブルックリンに極彩色の鳥
12月初め、ブルックリンのプロスペクトパークに極彩色の鳥が現れたことが報じられると、愛鳥家がひと目見ようと押しかけた。この鳥は「彩色したホオジロ(和名:ゴシキノジコ)」と呼ばれる米国南部に生息する鳥で、このあたりで見かけるのは大変珍しいという。記録的な暖かさが続くこの冬だから、ニューヨークまで羽を伸ばしてしまったのだろうか。
極寒の季節を迎える前に、街を歩けば、まだ意外な動物に会えるかもしれない。