ニューヨーク州南東部オレンジ郡にある都市ミドルタウンで4日、9歳の男子が自分の通う小学校に、生徒らに危害を加えるという内容の脅迫電話をかけたとして、脅迫を行った罪で起訴された。
「冬休み明けの1月4日に、生徒らに危害を加える」という脅迫のメッセージが小学校の留守番電話に残されており、4日に登校した同小学校の職員によって発覚した。電話は昨年12月26日にかかってきたもので、職員は直ちに地元警察へ通報した。
その後の捜査から、同校の男子生徒が犯人であると判明し、同日午後にはテロ脅迫容疑と悪質な嫌がらせの罪で逮捕、起訴された。
男子生徒の名前は公表されておらず、逮捕後、保護者の元へ釈放され、来週にオレンジ郡家庭裁判所へ出廷する予定になっている。
事件のあったミドルタウンでは、「子どもがやったことなのに警察が大げさに騒ぎすぎる」という意見がある一方で、「どんなに些細な事件でも見逃すべきではない」と話す保護者もおり、賛否が分かれているという。
ニューヨーク州の法律では、他人に危害を加えるとの脅迫を行った人物に対し、遂行する危険があると判断されれば、関係当局がテロの脅迫を行った罪で当人を逮捕、起訴することができる。