ブルックリン区で7日に起きた18歳女性の強姦事件の容疑者と思われる男性2人が10日、ニューヨーク市警察(NYPD)ブルックリン区第73分署に出頭し、自首していたことが分かった。
NYPDによると、被害者の女性は7日午後9時ごろ、同区ブラウンズヴィルの公園で5人の男性に性的暴行を受けた。事件発生当時、被害者は父親と2人で歩いていたが、犯行グループの男1人が父親に銃を突きつけ、その場を去るよう命じたという。父親はその後、2人の警官とともに現場に戻ったが、5人の男は暴行後に現場を去っていた。被害者の女性は同区キングス・カウンティ病院に入院し、手当てを受けた後、現在は退院している。
9日、NYPDは防犯カメラに写っていた容疑者と思われる5人の映像を公開した。公開した翌日に2人が自首したことによって成果があったという声がある一方で、監視カメラの映像を警察が公表したのが事件の2日後であったことに対し、不満や疑問の声も上がっているという。
これを受け、NYPDの広報担当者ステファン・P・デイヴィス氏は10日、公開に遅れはなかったと発表。事件直後の8日には広範な捜査を行い、映像公開までの詳細を説明し、警察の初動捜査に問題はないと述べた。