米国内最高齢の教師アグネス・ジールズニックさんが12日に102歳の誕生日を迎え、教師として最高齢記録を更新した。
ニュージャージー州ノースプレインフィールド市にある私立のサンダンス学校で、併設の幼稚園から小学5年生の生徒に料理と裁縫を教えるジールズニックさんは、現在も週35時間の勤務を続け、生徒やほかの教師たちから“グラニー(おばあちゃん)”と呼ばれている。
結婚後はずっと専業主婦だったジールズニックさんが、学校で働き出したのは80歳のとき。同校で美術教師として勤める娘からランチルームの世話係の仕事を紹介され、生徒の世話をするようになった。1年後に料理と裁縫の教職枠に空きができたため教師となり、それ以降ずっと同校で教えている。
同校のベンジャミン・フォックス校長は、ジールズニックさんについて「グラニーはみんなのアイドルです。彼女のおかげでわが校は何世代もが一緒に暮らす大家族のようです」とニューヨーク・デイリーニュースに述べている。
「子どもの世話をするのが大好き」と笑顔で話すジールズニックさんは、健康状態も良好で心臓は40歳並みに丈夫と医師から言われたといい、長生きの秘訣を問われると、「自分の仕事や毎日の暮らしを楽しむこと」と答えている。