ニューヨークには食の名店が集中しており、世界中の“こんな旨いものがあったのか”を体験できるのは、この街の醍醐味だ。しかしながら、この街の外食費が高いことも事実。おいしいものを食べて、酒でいい気分になり、チップを払ったら、会計にはあっという間に“ゼロが増えて”いき、銀行口座はゼロに近付く。そんな悩みの解決は、家で食事をすることだが、“安心してください、あの名店の味がお家で楽しめるんです!”なアイテムが続々と誕生しているようだ。
まずは、ニューヨークにラーメンを広めた立役者、デイビット・チャン氏の“モモフク帝国”の一端を担う「モモフク・サイーム」から、サイームソースが7.50ドルで販売されている。これであの意味の分からない長蛇の列に並ぶ必要なし?
1896年創業の老舗イタリアンレストラン「ラオズ」からは、秘伝のパスタソースが自宅で楽しめる。6種類で52ドルだ。これで、セレブでもない限り、電車を乗り継いで行っていたイーストハーレム(114丁目)まで行かずに済む。
ニューヨークで老舗の人気店から、もう1店。超上から目線で有名なステーキ店「ピーター・ルーガー」がそれだ。こちらから販売されるのは、6ボトルで37.50ドルのステーキソース。これでBBQの季節がかつてないほど待ち遠しくなった。
最後は、ヒップスターのサンクチュアリ、「ロベルタズ」。冷凍マルゲリータピザは、ホールで10.99ドル! もう釜を横目に入口で立ちながら、ピザをほおばるテーブルをにらむのは終わりだ。