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ニューヨーク市警察(NYPD)のビル・ブラットン本部長は20日、NPO団体、ポリス・ファンデーションが主催する朝食会の演説で、警官の安全を守るためにパトカーのドアに防弾パネルを設置する取り組みについて発表した。既に約50台のパトカーに防弾パネルが試験的に導入されているという。
2014年12月、ブルックリン区でパトロール中だったNYPDのウェンチアン・リウ巡査とラファエル・ラモス巡査が射殺される事件が起きて以降、パトカーの防弾ガラス装備を求める声が強まり、テストも行われてきた。テストの過程で、さらなる研究が必要とされる防弾ガラス導入よりも、パネル導入に対する警官らからの反響が高かったという。また、防弾ガラス装備には、1台につき5万ドル(約590万円)と高額な費用がかかることが懸念され、防弾パネルドアの導入という代替案が持ち上がった。強化ドア導入にかかる費用は、明らかにされていない。
ブラットン本部長は、「警官の安全のためであれば、わずかな改善であっても、高い関心を持っている」と述べ、英語を話さない者との対話を容易にする、通訳および翻訳アプリケーションがインストールされたスマートフォンを全警官へ支給するなど、そのほかの革新的な取り組みについても言及した。
ロサンゼルス市警察(LAPD)では、数年前から既にパトカーへの安全対策が導入されている。
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