今春、マンハッタン区ミートパッキングエリアに、米飲料大手ペプシコ社が炭酸飲料ブランド「ペプシコーラ」のレストランをオープンすることが分かった。「コーラ・ハウス(Kola House)」という名を冠するレストランは、同社にとって初のレストラン業態であり、カフェインを豊富に含んだコーラの実からアイデアを得た料理や飲み物を提供する予定だ。
同社は、まだレストランの総料理長やメニューの全容などを明かしていないが、カクテル界の“錬金術師”と呼ばれるアレックス・オットー氏を迎え、ドリンクメニューの開発に取り組んでおり、コーラエッセンスを使ったカクテルなどを試作している。また、店内にはライブステージがあり、“コーラハウス・ライブ”というエンターテイメント要素も取り入れる。
コーラと言えば、従来の甘味のある炭酸飲料に過ぎないが、同社は新たなコーラブランドとしてエンターテイメント性のあるレストラン業態を盛り上げようと試みている。
サンフランシスコ市内では、米プロフットボール(NFL)のスーパーボウルのシーズンに、期間限定ショップ「ペプシ・ポップアップ」を出店する予定だが、そこではペプシコーラで煮た和牛のミニバーガーや、ペプシコーラ風味アリオリソースのビーフタルタルなどのユニークなメニューを提供する。旗艦店となるニューヨーク店のお披露目が待ち遠しい。