ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は3日、街をキレイにする“お掃除トラック”計画を発動させることを発表した。
この計画、「クリーNYC」(CleaNYC)では、街角に設置されたごみ箱回収の頻度を増やす、街や道路の掃除を行うトラックを市内に走らせる、壁に描かれた落書き、通称グラフィティを公共や私有の建物から消すことで、市の景観を保つことなどが盛り込まれている。
この掃除トラックは、“さまざまな落とし物”が作ったシミを消す機能もあるほか、排気ガスの排出量を抑えた、環境保全にも気を配ったものとなっているという。
イベントのあった祝日や週末を過ぎた市内にゴミが散乱する事態には、多くの苦情が入っていたことを認めたうえで、デ・ブラシオ市長は「市民は清潔な街に住む権利がある。また、市外から訪れた人々にとって、汚れた街や道がニューヨークを象徴するものになってはならない」と述べた。また計画の担当者、マリア・トレス=スプリンガー氏は、「新たな職を増やすことで、市での労働を増やす機会につながることが期待できる」としている。
この計画には、およそ420万ドル(約4億9000万円)が投じられる予定だ。