シティ・バイクで米国横断! NYからLAまで3000マイル走破

 ニューヨーク市の自転車シェアプログラム、「シティ・バイク」の自転車で米国大陸横断旅行を続けていた男性が1月21日、目的地のカリフォルニア州ロサンゼルス市のサンタモニカ・ピアまで、5カ月間かけてたどり着いていたことが分かった。
 ゴッサミストによると、約3000マイル(約4800キロメートル)もの距離を3段ギアのシティ・バイクで走破したのは、ブルックリン区在住のジェフリー・タネンハウスさん(35)。5カ月間自転車を借り続けた結果、レンタル費は1200ドル(約14万円)かかったという。
 企業向けイベント企画の仕事をしていたタネンハウスさんは、仕事に生きがいを見い出せず、誰もが成功を夢見てあくせく働くニューヨークから抜け出したいと考えていた。また世界中を旅した経験はあるが、国内についてはほとんど知らないことに気づき、通勤に使用していたシティ・バイクで「日常の延長としての旅」を思いついた。
 最初は「隣の州まで」と軽い気持ちで出発したが、行く先々で新たな発見があり、西海岸まで旅を続けたという。また米中部の小さな町はどこも魅力的だったそうで、特にオクラホマ州のタルサ市は「適度にこじんまりとしていて、若者向けの文化もある良い町だった」と話す。
 タネンハウスさんはニューヨーク市へ戻り、今度はタルサ市への移住を真剣に検討するそうだ。

タネンハウスさんのプロジェクト「Countrio Bike」のインスタグラムより