11カ月後に5人起訴 Eビレッジのガス爆発事故

 マンハッタン区イーストビレッジで昨年3月26日に起きたガス爆発事故に関連して、5人が過失致死罪などで起訴された。
 同区2番街121番地で起こった爆発では、3棟のビルが倒壊し、数十人が負傷した。また、モイゼス・ロコンさん(当時23)とニコラス・フィゲロアさん(当時27)の遺体が、1階の寿司店スシ・パークのがれきの中から見つかった。
 同ビルは2013年に改修工事が行われ、ビル所有者のマリア・リネンコ被告は、コン・エド社からガスメーター設置の承認を受ける前の14年からアパート入居者との契約を開始した。同被告は、各部屋にガスを供給するため、スシ・パークのガス管を延長し、5階建ての住居部分にガスを供給するよう建築請負業者のディルバー・クキック被告に依頼した。クキック被告は無免許の配管工、アサナシオス・イオアニディス被告に工事を担当させた。
 違法なガス管接続を見つけたコン・エド社は、ガスの配給を一時停止し、プロの配管工に適切な配管工事を依頼するよう指導していたが、リネンコ被告と息子のマイケル被告は、再度イオアニディス被告に工事を任せていた。
 4人は第2級過失致死、暴行、他人を生死に関わる危険にさらした罪などで、また、配管工のアンドリュー・トロンベッタス被告は、無免許のイオアニディス被告に配管工免許を貸与した疑いで起訴された。

Daily Sun