スマホアプリで妊娠気づく きっかけはネットユーザー

 専用アプリケーションをスマートフォンにダウンロードし、同期させることで、日々の運動量、体重の変化、睡眠時間などを記録し、ほかのアプリ利用者らと情報が共有できる、リストバンド型のウエアラブル端末「フィットビット」。この端末を通して妊娠が発覚するという、珍しい出来事がニューヨークであった。
 ブロンクス区に住むデイビッド・トリニダードさんは、妻のイボーンさんが使う端末に表示されている彼女の心拍数が異常に高いことに疑問を感じ、ソーシャルニュースサイト、レディットに「フィットビットのアプリが正常に機能していなのでは」と投稿した。すると、「奥さんは妊娠しているのでは」というコメントが複数寄せられたため、イボーンさんが妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応が出たという。
 夫婦がツイッターやインスタグラムなどのSNSで、「@babyfitbit」のアカウントからこの経緯を紹介したことで全国に広まり、祝福のメッセージが多く寄せられている。
 「自分が父親になると分かり、驚いた」と話すデイビッドさんは、レディットに「たくさんの人から気遣ってもらい、感謝の気持ちでいっぱいだ。まだ妊娠は初期段階だが、初診を無事に終え、赤ちゃんを迎える日が待ち遠しい」と感謝の気持ちを表すコメントを投稿している。

@BabyFitBitのインスタグラムより