Spa Castle Premier 57

02/26/2016

　高級ブランド店やオフィスビルが立ち並ぶ、マンハッタン区の57丁目に昨年オープンしたスパ・キャッスルプレミア57。ここは日頃の疲れを癒して心身ともにリフレッシュするのに最適な、総合リラクゼーションスペースだ。

都会の中で、日常からのエスケープ

日本人にはたまらない露天風呂が、マンハッタンで体験できる

スパ・キャッスルはこれまで、ニューヨークではクイーンズ区カレッジポイントの店舗のみだったが、マンハッタン区第一号店となるプレミア57はその立地にふさわしく、より上質なサービスを展開し、話題を呼んでいる。日本の温泉や韓国式のエステを融合させたこの新しいタイプの総合スパでは、体をケアするさまざまななリラクゼーション体験ができる。
３フロアをまたぐ広い空間には、ジャグジーバス、仮眠室、瞑想ルームなどこだわりの施設を各種備えており、指圧やフェイシャルエステのサービスを受けたり、食事をすることもできる。気温が冷え込むこの季節、体の芯から温まりたい時にはサウナがおすすめ。全て違ったテーマをもつ６種類のサウナでは、温度や湿度、また室内の壁に用いる素材、照明に変化を加えることで、利用客が体の状態に合わせた効能を得られるよう工夫が凝らされている。時間のある時は、お気に入りのサウナとアイス・イグルー（冷温サウナ）を行き来して、新陳代謝と肌の抗酸化作用を高めよう。
そしてこの施設の目玉として忘れてはならないのが、ジャグジー付きの露天風呂。マンハッタンの摩天楼に囲まれて、お湯の中に体を浸せば、遠くに聞こえる街の喧騒も心地よいＢＧＭのように聞こえるほど、そこにはゆったりとしたゴージャスな時間が流れている。特にこの時期、雪が降ればその雰囲気はより一層増す。「都会の中の雪景色が、せわしないミッドタウンとは思えないほどの特別な雰囲気を与えてくれるはず」と、マネージャーのリーさんは露天風呂の魅力を語る。

神経や臓器の働きを回復させ、リウマチにも効くとされるゴールドを使ったサウナ。ぜんそくやアレルギーの症状を和らげ、肌を柔らかく保つ効果のあるヒマラヤンソルトを壁に埋め込んだサウナも人気

隅々まで、気持ちの良い空間

扉が開いた瞬間から、リラックスタイムは始まっている。受付のカウンターやロッカールームなどの説明も丁寧で、全てのスタッフにホスピタリティの教育がなされている。入店から退店まで顧客が気持ち良く過ごせるよう、スタッフは笑顔を絶やさない。
ワンランク上のリラクゼーションツールとして欠かせないエステには、もちろんニューヨーク市からの認定を受けたエステティシャンが常駐。リゾートホテルの高級スパ同様に、万全の設備と技術で顧客を迎える。ベッドの上には生花が飾られ、室内の環境も常にベストを保ち、さらに施術前の細やかなカウンセリングなどから、スタッフの気遣いともてなしの心が垣間見える。

エステルームは１人用はもちろん２人用の部屋もあるので、カップルや友人で利用できる

スタートから８カ月、日中は30～40代の女性客が多く、また近隣のオフィスで働く人が、仕事の合間や終業後に訪れることも多いという。体と心をしっかりと休ませていないと感じた時、アクセスの良い同店で自分を“トリート”してあげよう。また、休日や空いた時間に、何もせずゆっくりと過ごしたい時にもおすすめの場所だ。