28日、第88回アカデミー賞授賞式が行われた。「白過ぎるオスカー」と呼ばれ、参加ボイコットも起こるなど波乱含みで始まったが、多くの人の注目は、5回もノミネートされていながら、無冠だったレオナルド・ディカプリオ(41)が主演男優賞を獲るか、ということだったと思う。レオ様、本当におめでとうございます。
印象的だったのは、授賞式のレオ様は終始落ち着いていたことだ。前回のノミネートでは、「絶対にほしい」というオーラが漏れちゃっていたが、今回は「これで獲れなければ、もうしょうがない」という覚悟が見えた。執着を手放したときが手に入るとき、というこの世の仕組みを垣間見た。また、数々の金髪モデルがレオ様の私生活を通り過ぎていったが、決していなくならない2人の女性、レオ様の母と大親友ケイト・ウィンスレットの感激の様子が、レオ様の冷静さとは対極的だったのも印象的。
受賞スピーチでも、興奮というよりは安堵の表情。主演作「レヴェナント:蘇りし者」が、人間と自然界の関係性なくしては描けなかったことに触れ、プリウスを愛して、セレブの中でもいち早く環境問題へ取り組んできたレオ様らしく、「この地球の存在が当たり前と思わないようにしたい」とスタンディングオベーションのスピーチを閉じた。
オスカー像は各自の名前がその場で彫られ、渡される。「これって毎年やっているの?僕は知らないはずだよね」と言って、受け取ったときは本当に嬉しそう!
受賞の前には、レオ様が受賞できるかの“アイコラ”動画がさまざま出回り、「レオ様を受賞させる会」なる応援サイトまであったから、全世界の祝福受けて、人生最高の夜になったのでは。