米国立気象局(NWS)によると、9日水曜の予想最高気温が華氏70度(摂氏約21度)であることが分かった。
8日の気温も華氏60度台(摂氏で約10度台後半)になるとみられており、7日を含む今後2週間の予想最高気温で華氏50度(摂氏約10度)を下回る日はない。エーエム・ニューヨークによると、気象予報士の1人は、「これが4、5月と続くかは分からない」としているが、暦のうえでは3月から春。今冬は記録的な暖冬であったものの、ニューヨーカーは久々に“ちゃんと暖かい春”を楽しむことができるだろう。今週末にかけて公園やテラスで時間を過ごすことができたり、植物園からは「サクラ」の季節を伝える知らせが届いたりと、春の足音はすぐそこで聞こえている。少し早めにやってきた気候に合わせて、春のイベントカレンダーも前倒しにするべきなのだろうか。
初のオスカーを受賞したレオナルド・ディカプリオがスピーチで述べたように、地球の気温は昨年最も上昇しており、「気候変動はこの瞬間に起きています」と環境保護活動家らしい発言で感動を誘ったが、“寒過ぎる”ニューヨークにおいては暖かいとうれしいというのが、人間のエゴというものなのだろう。