「かぜ気味なので診てください」、「子どもがかぜをひいたので診てもらえますか?」と、実は多くの方から予約が入ります。なぜ、かぜでカイロプラクティックなのでしょうか。それは背骨を整えることで、かぜや病気が早く改善するからです。先日も肩こりで治療に来られていた患者様に、「そういえば、ここに通い始めてから風邪をひかなくなりました!」と言っていただきました。カイロプラクティックというと、皆さんは腰痛治療、肩こりなどと連鎖して考えると思います。確かにそうですが、実はカイロプラクティックは予防医学であり神経学に基づいての医学です。背骨を定位置に整えることで、脊椎と神経のバランスが整い、身体の持っている自然治癒能力が発揮されて免疫力が正常に働くことで、身体が丈夫になるのです。実際私自身も、家族や子どもたちがかぜをひきそうになったら、まず背骨の矯正をします。
カイロプラクティック医学を勉強すると、まず〝カイロプラクティックの施術を行うことで、自律神経も整い、身体に備わっている自然治癒能力が高まる〟と書いてあります。日本ではカイロプラクティックと聞くと、整体と同じと思われているようで、特に〝身体の歪み〟を直すというところに着眼されているようです。もっと根本にあるカイロプラクティックの着眼点は、脊椎や神経の流れを良くすることで症状の根本から治していく、そしてさらに言い換えれば、それは予防医学なのです。本来はどこかが悪くなって症状がでてきてから対処するのではなく、歯医者さんの定期健診のように、悪くならないように定期的に予防するということが理想なのです。
〝かぜは万病の元〟と言われる通り身近な病気ですが、あなどることはできません。理想はかぜをひきにくい免疫力の強い身体をつくることです。かぜをひく度に簡単に手に入るかぜ薬を飲んでいては、逆にどんどん免疫力は低下し、ますます風邪をひきやすい身体になってしまいます。
私は背骨を触ると患者様が気が付いていない時でも、かぜをひきそうとか、かぜをひいているのが分かることが多々あります。背骨とその間から出ている神経にはそれぞれ役割と意味があり、身体の中で地図のように広がっています。例えば、首の骨の5番を触ってそこが悪い場合、その頚椎5番の神経は喉もコントロールしている場所であり、悪化状況により喉が痛んでいることを背骨から理解できるのです。逆に言うと、頚椎5番を治すことで喉の回復力が向上します。早い段階で頚椎5番を治すことで、ひどくかぜをひききってしまうことを防げます。
米国認定のカイロプラクティック医は、医学部と同様の教育を受けています。背骨のことだけでなく、生理学的、そして栄養学的観点からも自然治癒を促す深い知識を持ち合わせています。身体の力を伸ばしながら自然的治癒を目指したい方は、是非、ご相談ください。もっと健康になることをお約束いたします。
Dr. 石谷三佳
石谷カイロプラクティッククリニック院長。パーマーカイロプラクティック大学院卒後、ハーバード大学医学部専門課程終了。米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員も務め、2008年には「Chiropractor of the Year」を受賞。寄稿著者に“Neck Pain…
You Don’t Want It, You Don’t Need It”がある。
石谷カイロプラクティックセンター
1495 Palisade Ave, Fort Lee, NJ
◆問合せ:201-302-9993
www.ishitanichiropractic.com