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マンハッタン区のグランドセントラル駅構内にある隠れ家バー「キャンベル・アパートメント」が立ち退きを迫られていると、ニューヨークポスト紙が6日報じた。
ニューヨーク州都市交通局(MTA)は現在、約20年ぶりとなる同駅の全面改装計画を進めており、それに伴い長年入居するテナントに対してはリース終了とともに立ち退きを要請している。約17年間営業を続けてきた同バーのほか、チーズケーキで有名なジュニアズやピザ屋のトゥーブーツも立ち退きの対象となっている。
これについてMTAの広報担当者は、キャンベル・アパートメントの所有者マーク・グロシッヒ氏と現在も交渉中だとしながらも、「高額の家賃を支払う意思を示すほかの借り手が入居する可能性が高い」と話している。またMTAは、キャンベル・アパートメントという店名の商標権を所有しており、新たな借り手の下でも店名は変更せず営業する予定だという。グロシッヒ氏が150万ドル(約1億7000万円)をかけて行った店内の内装にも手を加えるつもりはないとの考えも明らかにしており、“改装に伴い”という立ち退き要請の理由との矛盾をみせている。
一方で、同バーの存続を支援する有力者も現れ、ミッドタウンにあるビジネス組織、グランドセントラル・パートナーシップのアルフレッド・セルロ会長や、ブラッド・ホイルマン州議会議員は、立ち退きに反対する書簡をMTAの最高経営責任者トーマス・プレンダーガスト氏に送ったという。
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