10日付のDNAインフォによると、フェイスブックのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が出資に参加する、次世代の学校「アルトスクール(AltSchool)」が、マンハッタン区のユニオンスクエアに開校すると同日発表した。
グーグル出身のマックス・ベンティラ氏がCEOを勤める同校の本拠地はサンフランシスコ。シリコンバレーのノウハウを教育に活かそうというベンチャーとして注目を集めている。ハイテクそのものを教えることが目的ではなく、「ハイテクをいかに活用するか、活用して実社会の問題をいかに解決するかに主眼を置く」と、ベンティラ氏は強調している。
また特徴として、シリコンバレー発ならではの個人に合わせた自由な校風が挙げられる。登校時間はフレックス制で、カリキュラムは「プレイ・リスト」と呼ばれ、生徒個別にデータベースで管理される。授業では、生徒が自分のプレイ・リストに基づいて、個人プロジェクト、グループプロジェクト、重要なスキルのレッスンのいずれかに参加する。
アルトスクールは、既にブルックリンハイツで授業を行っており、この9月からはイーストビレッジ校が始まる。ユニオンスクエア校は2017年9月に開校の予定で、各校とも年間授業料は約3万ドル(約340万円)。幼児(Pre-k)から8年生まで約100名を受け入れる。イーストビレッジ校では、この秋からの入学申し込みを受け付けている。