9日付のメトロ・ニューヨークによると、日本料理屋のシェフが今夏、ブルックリン区に魚屋をオープンする計画だという。
同区で「OKONOMI」や「Yuji Ramen」を営む日本人シェフの原口雄次さんがウィリアムズバーグに開店準備をするのは、和風の内装が特徴的な魚屋だ。原口さんによると、魚をさばいて調理することに慣れていないニューヨーカーが多く、また店を訪れるお客さんからは、魚の仕入れ先や、調理法などを聞かれることがよくあるため、魚屋をオープンすることを思いついたという。大西洋で獲れた新鮮な魚を販売するほか、お客さんに直接魚のさばき方を教えたり、どこも無駄にすることなく1匹全てを使い切る方法なども教えたいという。「ニューヨーカーと大西洋産の鮮魚をつなぐ場所になれば」と原口さんが話すこの店は、「OSAKANA」と名付けられる予定だ。
オープンに向けて原口さんは支援金を呼びかけており、目標金額の5万ドル(約570万円)に対し、既に3万ドル(約340万円)以上が集まっているという。「全てのお客様に満足してもらえるような魚屋にしたい」と原口さんは話している。