10日付のエーエム・ニューヨークによると、アパート検索サイト、レントホップがニューヨーク市民による大統領候補者への寄付について調査した結果、民主党指名候補として最有力視されているヒラリー・クリントン前国務長官が2月20日までに、ニューヨーク市民7633人から計1210万ドル(約13億7000万円)の寄付金を集めていたことが分かった。全ての大統領選候補者に対し、市民から寄せられた寄付金総額が1950万ドル(約22億円)であったことから、約6割がクリントン氏に集中していることが判明した。
地域別にみると、同氏はマンハッタン区バッテリーパークシティ、チェルシー、アッパーウエストサイドなど比較的裕福な住民の多い地域で圧倒的な人気を誇っており、特にアッパーウエストサイド59〜91丁目の地区で集まった寄付金は、次期大統領選共和党指名候補者で、実業家のドナルド・トランプ氏が全国から集めた寄付金総額を上回っており、クリントン氏が同市民から多くの支持を得ていることが分かる。
「寄付は必要ない」と明言しているトランプ氏に、ニューヨーク州全体から集まった寄付は、計404人から総額20万8891ドル(約2370万円)となっている。
今回の調査では、各候補者に対する寄付者数と寄付金額が郵便番号別に統計された連邦選挙管理委員会(FEC)の資料が使用されている。