14日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク湾に浮かぶガバナーズ島に2017年竣工予定だった公園が、約1年前倒しで工事を完了し、今夏一般に開放される予定だという。
このほどグランドオープンする公園「ザ・ヒルズ」は4つのエリアに分かれており、80フィート(約24メートル)の小高い丘が目印のアウトルック・ヒル、芝生でくつろぐことのできるグラッシー・ヒル、勾配が緩やかな小道で散歩が楽しめるディスカバリー・ヒル、森の中を通り抜ける滑り台が目玉となるスライド・ヒルから成る。これまでも夏季には市民が島を訪れることができ、島内ではサイクリングなどが楽しめたが、工事中の侵入禁止エリアも複数あったため、ようやく全てが公開されることになる。
アウトルック・ヒルには、島の防波堤の花こう岩を再利用した岩場の登山コースがあり、初心者でも気軽に楽しめ、頂上まで上がればマンハッタン区の摩天楼や自由の女神などを臨むことができるという。
2日にはアウトルック・ヒルにユリノキの植樹が終わり、今後、約4万本のさまざまな樹木が植栽される予定。夏までには緑が茂る、自然あふれる公園となるべく、オープン前の準備は万端のようだ。