17日付のメトロ・ニューヨークによると、同日に世界で最大級となるニューヨークで開かれるアイリッシュのお祭り、聖パトリックデーパレードが開催された。
第255回目を迎える歴史あるイベントで、今回はおよそ200万人が見物に訪れ、約20万人が5番街を練り歩いたという。
今回のパレードを特別にしたのは、初参加が重なったことだ。聖パトリックデーパレードの主催者側がLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)団体の参加を拒否しており、批判が高まっていたが、ことしめでたくアイリッシュアメリカン・LGBTの「ラベンダーア ンドグリーンアライアンス」らが初参加を果たした。
またこれに伴い、初参加を果たした人物がもう1人。ビル・デ・ブラシオ市長だ。2014年に市長となってから、パレード主催者がLGBT団体らを受け入れなかったことに抗議し、パレードへの参加をボイコットしていた。この20年間、ニューヨークの市長でこのパレードをボイコットしたのは、デ・ブラシオ市長が初めてだった。
パレード中は晴天にも恵まれ、アイリッシュ・グリーンのTシャツ姿の参加者がマンハッタン区でみられた。