16日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、WABC・ニューヨークが同夕方のニュース番組を報道中、ワントレードセンターに雷が落ち、その決定的瞬間がカメラに収められたという。
ニュース番組がスタートした午後6時直後、画面は番組のオープニングを終えたアンカーからパン(カメラの向きを振ること)されると、ニューヨークの街並が映し出された。その瞬間、ワンワールドトレードセンターに落雷し、絵に描いたような数又に分かれた雷が確認された。
1776フィート(約541メートル)になるワンワールドトレードセンターは、ニューヨークいち高いだけでなく、西半球で最も高いビル。雷がこのビルに落ちることは初めてではないが、ニュース番組報道中にライブ映像でその様子が捉えられたのは初めて。ニュースのアンカーたちも、「今のはすごかったね!」と反応した。
アキュウェザーによると、16日の最高気温は華氏65度(摂氏で約18度)、最低気温でも華氏48度(摂氏で約9度)と、昼過ぎには太陽も高くのぼって午後は晴れ、非常に過ごしやすかった。夕方になるとバケツを引っくり返したように強い雨が降り、“夕立”となった。本当に季節が前倒しで訪れているようだ。