17日付のニューヨーク・タイムズによると、クイーンズ区の高校で同日、銃弾が装填された拳銃を学校に持ち込んだ15歳の男子生徒が逮捕されたという。
6~12年生が通う、同区ジャマイカにあるヨーク・アーリー・カレッジ・アカデミーで同日朝、10年生の男子生徒が38口径リボルバーの拳銃でほかの生徒を脅しているのを女子生徒が聞きつけ、学校職員に報告した。学校管理者からの通報により、ニューヨーク市警察(NYPD)の警官が午前9時ごろに現場に到着し、男子生徒を逮捕した。生徒は警察に身柄を拘束されたが、同日午後の時点で、起訴については確定していない。
同校が行った最新の調査では、生徒の91%が廊下やトイレ、ロッカールーム、カフェテリアを、また74%が学校周辺を安全だと感じている。また、昨年の4年卒業率が93%と高く、金属探知機は導入されていなかった。
同校からほど近い公立小学校PS40校では15日、11歳の5年生の生徒がリュックサックの中に銃弾が装填された拳銃を隠し持っていたのが見つかっている。学校職員が拳銃を見つけ、警察に通報した。拳銃は、同生徒の祖父のものだったといい、祖父は逮捕され、武器の不法所持などで起訴された。
市の学校では、2014~15学年度の間に9丁の拳銃が押収されており、今学年度だけで4丁の拳銃が押収されている。