島根県の石見神楽を披露 ジャパン・パフォーミング・アーツ・インク

 ニューヨーク州の非営利団体、ジャパン・パフォーミング・アーツ・インクは4月1日、日本クラブにて石見神楽についての講演とパフォーマンスを行う。
 石見神楽とは島根県の西部に位置する石見地方の歴史ある郷土芸能で、神楽社中(団体)は島根県内で約150団体以上が活動している一大郷土芸能。奉納舞いであったことから秋の季節での公演が一般だったが、今では観光客も多く1年を通して観ることができる。同講演では、石見神楽の歴史や神楽の衣装・道具作り(ユネスコ無形文化財に登録された島根県の石州和紙を使用)、舞いの詳細、また神楽の中心地である浜田市が行っている石見神楽の現在の活動などについて説明する。
 講演後には、石見神楽の演目の中でも人気の高い「大蛇退治」を披露する。スサノオの尊が大蛇の餌食となる櫛稲田を救い、日本で初めての結婚といわれる物語を表現する。
 当日は、島根県浜田市の元金城町町長であり、神楽に携わって55年というベテランの安藤美文氏が講師を務める。パフォーマンス出演者は、酒井正嗣氏、江田あつし氏、細井駿氏、加倉井久里朱氏。
 料金は25ドル(ドリンク付)、チケットはオンライン(www.japanperformingarts.org)から購入できる。問い合わせは担当・濱田まで、電話(212―262―0234)またはEメール(info@japanperformingarts.org)で連絡を。

日時:4月1日(金)
   午後6時~8時15分
場所:日本クラブ
   7階 Multiple Room
   145 W 57th St
    (bet 6th & 7th Ave) , 7th Fl

島根県の石州和紙を使用した迫力ある大蛇