24日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市教育局(DOE)は23日、市の公立校に通うおよそ110万人の生徒に、学校の飲み水は安全であることを通達した。
手紙は10の言語に訳され、各家庭に送られた。DOEのカルメン・ファリーニャ局長と市保健衛生局のメアリー・バセット局長の署名入りの手紙には、「ニューヨーク市の水(水道水)は安全で、生徒らに影響はない」と記されている。また、全ての学校における最新の水質調査結果を閲覧できるウェブサイトのアドレスも記載されている。
同ウェブサイトでは、市が提供する水道水はニューヨーク州が定める基準と同等か、それを上回る質であると発表されており、専用の検索ボックスに学校名または住所を記入すると、自動的に検索した学校の水質調査結果が表示される。
市は2002年より、市内の公立学校から8万8956におよぶ水のサンプルを採取しており、基準値を超える鉛が検出されたのは、うち0.9%のみだったという。
市は、連邦政府がニューヨークの市営住宅の塗料に含まれる鉛について調査をはじめたことを受け、今回の調査を行うことになった。