この4月から高校に進学する日本の中学3年生を対象とした海外研修プログラム「第3回グローバル・チャレンジ・プログラム In NY」(主催:H.I.S., 企画:コアネット教育総合研究所)の最終日である26日、マンハッタン区ミッドタウンウエストのTKPで、同プログラムの総まとめとして生徒たちによるプレゼンテーションが行われた。
プレゼンテーションは、5チーム計27人の生徒たちがニューヨーク滞在5日間のうちに訪問した日系または現地の企業や、コロンビア大学、国連を取材した内容をまとめて発表するというもの。各チーム10分間という限られた時間の中で、「グローバルとは何か」「グローバルな人材になるために必要なことは何か」などについての分析や見解を発表。日米の常識を比較したり、滞在中実際に体験したカルチャーショックを織り交ぜて分かりやすく説明するなどの工夫を凝らした。
また、全編英語での発表に挑戦するチームや記事の見出しにインパクトを持たせ注意を引くチーム、質問を投げかけることからスタートし会場を巻き込むチームなど、それぞれの個性をみせた。
どのグループも初めて目にする企業の生の現場に驚きの連続だったが、締切の直前まで論議を重ね、本番では各グループが取材を通して気付いたこと、感銘を受けた点などを身振り手振りを交えて伝え、持てる力を出し切った。
来賓として駆け付けた米国サッポロの大類司社長からは、「このプログラムに参加し、さまざまな体験をした時点で、もはや君たちはグローバル人材だといえる」との言葉が贈られた。
終了後には、同プログラムの協力企業からの来賓者と生徒たちとの懇親会も開かれ、盛況のうちに幕を閉じた。