28日付のDNAインフォによると、ニューヨークに登場した、ちょっと変わったゲームが話題を呼んでいるという。「ベッドバグ(南京虫)がアパートを襲った」、「コンドの税金優遇措置が終了した」、「風呂場が洪水となった」。こうした問題につかまると何千ドルも失うことになる。これがこのゲームの面白いところ。題して、「バーゴポリー(Burgopoly)」。
ブルックリン区ウィリアムズバーグで不動産ブローカーとして働くラルフ・モディカさんが従業員とともに、同地区をテーマにお馴染みの 「モノポリー」を模して作ったボードゲームである。制作には1年以上の年月をかけ、時には作業が深夜にまで及ぶなど、改良に改良を重ねた結果、最終版が先月完成した。
モディカさんは既に、何人かの顧客にこのゲームを贈呈したという。「目を丸くしたり、口をあんぐり開けたりでね」と微笑むモディカさん自身もウィリアムズバーグの住人。この地区で不動産を持つ人、売る人、そして買う人 が実際に経験する出来事を盛り込んで、リアリティーに富んだ内容にするよう心がけたという。「ただ、ゲームだからね、楽しんでもらいたい」とモディカさんは言う。
このゲームは、モディカさんの会社を通して不動産を売買する顧客に無料で配られる。また、作成に協力したコーヒーショップ、Pudge Knuckles(184 Kent Ave)にも置かれており、来店客が自由に遊べるという。