日本食レストランの大戸屋は28日、マンハッタン区内で展開する全ての店舗でチップ制度を廃止した。これに伴い全てのメニュー価格がチップ込みの税抜き価格となり、会計時に別途チップを支払う必要がなくなる。
昨今、米国のレストラン業界においては、サービススタッフのみがチップを受け取ることができ、キッチンスタッフへのチップの分配が法律で禁止されているため、能力や経験が同等にもかかわらず、スタッフ間で給与の格差が生じてしまうとして問題となっている。同店は、スタッフ全員に公平な評価に基づく給与を支給するため、また、日本食レストランとしてチップ制度のない日本の習慣を考慮し、チップ制度の廃止を決定した。
今後は全てのスタッフに対し、基本給に加え、店舗の売り上げの一部を個々の評価に応じて給与として支給する。
同店は、今回の制度変更が同店またレストラン業界にとってより良い方法であり、今後も質の高いサービスを提供し続けるために重要な変更であるとし、顧客満足の向上に努める。
大戸屋
チェルシー店:
8 W 18th St(bet 5th & 6th Ave
タイムズスクエア店:
141 W 41st St(bet 6th Ave & Broadway)
グリニッチビレッジ店:
41 E 11th St(bet Broadway & University Pl)
www.ootoya.us