暴行を受けた17歳の少女死亡 ブルックリンで集団暴行

 6日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ブルックリン区コニーアイランドで1日夜に集団暴行を受け、昏睡状態となった17歳の少女が5日夜、亡くなったことが分かった。
 タジェイ・ワーナーさんは同日、11歳の弟を連れ近所の店へ買い物に行く途中、同区西24丁目のオーシャンタワーズアパートの前を通りかかったところ、近づいてきた10代の少女のグループと何らかのきっかけで言い争いになり、弟の目の前で頭部を殴打されるなどの暴行を受けた。
 暴行を受け昏睡状態となったワーナーさんは、マンハッタン区のベルビュー病院へ搬送され手当てを受けたが、3日に脳死と判定された。その後、家族の了承の下、臓器の提供も行われた。5日には遠方の親戚も駆けつけ、家族の同意を得て生命維持装置が外されたという。
 この事件の加害者として、サリーナ・アガード・フォルデ容疑者(18)が1日に殺人未遂容疑で起訴されたが、ブルックリン区検察局の広報官は「さらに厳しい罪状が加わる可能性が高い」と述べている。
 この容疑者以外に暴行に加わった者はいまだ特定できておらず、同区で地域社会活動を行うトニー・ハーバート氏は、自身のフェイスブックで「事件に関わった人は、正直に警察へ自首してほしい」と呼びかけている。