グランドセントラル駅に北欧の味 新しいフードコート、オープン間近

 6日付のニューヨーク・タイムズによると、グランドセントラル駅に北欧の味を提供するグルメスポットが今月末、新しくオープンする予定だという。
 グランドセントラル駅内にあるバンダービルトホールを改装し、オープンするこのフードコートは、コペンハーゲンにある超有名レストラン「ノーマ」とその哲学の創始者、クラウス・マイヤー氏によってプロデュースされる。「グレートノーザン・フードホール」と名付けられるフードコートではコーヒーや焼き菓子のほか、デンマークの代表料理、スモーブロー(バターを塗ったパンの意味をもつ伝統的なサンドイッチ)などが提供される予定。また、カフェのほかにも「アージャーン」というレストランも展開され、こちらでは落ち着いた空間でディナーを楽しむことができるという。アージャーンはデンマーク語で「どんぐり」を意味し、どんぐりはバンダービルト家の紋章でもあるため、レストランの内装モチーフにも使用される予定だ。
 マイヤー氏は、ニューヨーク州都市交通局(MTA)と10年契約を結んでおり、最終的に賃貸料は280万ドル(約3億円)になるが、ターミナルに隣接するレストランに多くの人を呼び込めるだろうと期待を寄せている。マイヤー氏によるとレストランは今月末に、フードコートは来月までにはオープンする見通しだという。

フードコートとレストランが入る予定のバンダービルトホール(photo: Daily Sun)

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