7日付のニューヨーク・ポストによると、マンハッタン区ウエストビレッジのハドソン川沿いに屋外施設のある公園を作るプロジェクト、ハリウッド・オン・ザ・ハドソンの工事再開が正式に許可されたことが分かった。
同プロジェクトはメディア界の重鎮、バリー・ディラー氏とその妻でファッションデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグ氏が約1.3億ドル(約140億円)の出資を表明し、推進してきた。西13丁目のハドソン川沿いにあり閉鎖されていたピア55を再開発し、野外コンサート会場などを建設して、アーティストによるパフォーマンスなどが楽しめる新スポットとなる。
しかし、環境保全団体、シティ・クラブは同プロジェクトに対し、周辺の水域に生息する生態系を脅かす恐れがあるとし、2015年に建設反対の訴訟を起こしたことで計画は一時中断されていた。
だが、7日にマンハッタン最高裁判所のジョアン・ロビス裁判官は「調査の結果、公園建設は水域環境に影響しないことが判明した」とし、建設を認める判決を下した。判決を受けてディラー氏は「賢明な判断を下してくれた市に感謝する」とし、「ニューヨーカーに楽しんでもらえる公園にしたい」と述べた。オープン時期は分かっていない。