8日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は同日、運転中のテキストメッセージ使用の取り締まりにて州警察が昨年発行した違反チケットの数が、2011年と比較して8.4倍増加したと発表した。
11年に州警察が発行した運転中のテキスト使用での違反チケット数が9015だったのに対し、昨年は8万4720に増加した。知事は同年、運転中のテキスト使用で加算される違反点数を2点から3点に増やすよう州陸運局(DMV)に指示し、15年にはこれが5点にまで引き上げられた。
知事はまた、仮免許所持者や学生ドライバーのテキスト使用による罰金を引き上げる法案に署名している。同法では初犯の場合、120日間の免許停止、初犯から6カ月以内の再犯では1年間の免許停止処分となる。
一方、運転中の携帯電話での通話による取締数は減少しており、州では11年、発行された違反チケットの数は24万8540だったが、15年には13万2028に減少していた。
運転中の通話およびテキストの使用により、昨年州で発行されたチケットの総数は21万6748で、市警察(NYPD)が発行したものに限ると、通話に関しては13万2028で、テキストに関しては8万4720だったという。