12日付けのロイター通信によると、米次期大統領候補ドナルド・トランプ氏の息子と娘が、共和党党員の登録申し込み締め切りに間に合わず、19日に行われるニューヨーク州の予備選挙で投票できないことが分かった。
登録が間に合わなかったのは息子のエリックさん(32)と娘のイバンカさん(34)で、2人はトランプ氏の選挙運動に同行し、たびたびメディアにも登場している。2人が今回共和党員として未登録だったことが分かり、父トランプ氏は「2人とも登録の締め切りを知らなかったし、反省しているので仕方ないが、罰として今後2人は小遣いなしだ」と冗談交じりにテレビ番組のインタビューで話した。
また、選挙運動を手伝う子どもたちが党員登録をしていなかったことから、ツイッターには「一族全員が共和党員であるはずなのに登録していないとはがっかりだ」といった落胆の声が上がっている。そのほかにも「トランプ氏は本当に共和党員といえるのか」、「リベラル派であることを隠して有権者を騙している」といった投稿もあった。
さらに同氏が以前は人工中絶の賛成派であったことや、過去に民主党のヒラリー・クリントン氏に寄付をしていた事実なども再び取り上げられており、疑問の声と非難が集中している。