18日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨーク市でのソーラーシステムの普及に向け、クリーン・エナジー・コレクティブ(CEC)社は17日、コミュニティソーラープロジェクト「ルーフレスソーラー」を立ち上げたことを発表した。
ソーラーシステムに興味はあっても、アパート住まいの人が多いニューヨークでは、個人専用の屋根がない場合が多いため、導入が難しいと考える市民は多い。しかし同プロジェクトは近郊に設置される共同パネルファームから、個人が希望する電気量に合わせてソーラーパネルを1枚単位で契約することができるため、住宅の条件に左右されず、ソーラー発電による電力を購入することができる。
また、ソーラーパネルのメンテナンスも同社が行うため、契約者にかかる負担も少ないほか、契約者は専用アプリで発電状況を常に確認でき、節約した電力量の知らせも届くため、使い方も簡単。各契約者が必要とする電力量を算出し、契約電力量のアドバイスを行った上で、契約中に足りない電力は買い増しも可能だという。
同社は、「リース契約の都合によりファームの設置場所はまだ発表できないが、500世帯ほどの契約に対応できる規模になっている」と述べている。
正式な導入時期についてはこれから発表されるという。