市長、「無罪」を強調 2013年市長選、「全て合法」

2013年7月、市長選キャンペーンで家族と市を歩くデ・ブラシオ

 28日付のニュースデイリーによると、2013年ニューヨーク市長選においての選挙資金調達を巡り、州選挙法や収賄罪に抵触していた疑いが浮上する問題で、ビル・デ・ブラシオ市長は27日に呼出状を受け取ったことを認めたうえで、マンハッタン区ミッドタウンで、自身の「潔白」を強調した。 
 市長の広報担当、カレン・ヒントン氏によると、呼出状には市長の名前は記載されておらず、市長個人にも容疑はかけられてないと説明。また、呼出状の内容については、弁護士に公表を控えるように指示されており、詳細も公表する予定はないという。呼出状には、市長の事務所所属の側近で、政府間関係監督のエマ・ウルフ氏、市長選資金調達者のロス・オフィンガー氏や選挙アドバイザーを担当したコンサルティング会社、ベルリンローゼンなどの事務所関係者の氏名が記載されているとみられている。
 ヒントン氏は、「われわれは、ニューヨーク市内の教育や住宅問題などの、ほかにも重要で切迫した課題に今は注力すべきだと考えている。この件も含め、全てを解決できるよう努めるだけだ」と述べており、市長もまた、「何も心配していない。違法なことは何もしていないから」と述べた。

2013年7月、市長選キャンペーンで家族と市を歩くデ・ブラシオ