4月29日付のエーエム・ニューヨークによると、ことし1月22〜23日にかけて米東海岸一帯を襲ったブリザードによるニューヨーク市内での総降雪量が、27.5インチ(約70センチメートル)で、市の記録としては過去最高であったことが分かった。
これは米海洋大気圏局が同28日に降雪量の修正を報告したことから判明したもので、当初は26.8インチ(約68センチメートル)で歴代2位とされていたが、1位へ更新された。
修正を行ったのは、降雪量を計測するセントラルパーク管理事務所とニューヨーク州サフォーク郡アップトンにある気象予報事務所間で、記録に関わる連絡ミスがあったためで、米国立気象局(NWS)のルイス・ウセリーニ局長は、「降雪は強風で飛ばされたり、長時間降り積もった雪が圧縮されたりするため、計測が大変難しい」と説明したうえで、「記録を精査し、わずかでも疑問点を残さないよう修正を行った」と述べている。
これまでの最高降雪量は、2006年2月12日に記録した26.9インチ(約68.3センチメートル)だった。