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4月28日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市内のレジ袋を有料化する法案が実現に向け具体的に協議されるという。
ブラッド・ランダーとマーガレット・チン市議会議員によって提案されたのは、スーパーマーケットなどで使われるビニールや紙製のレジ袋に料金を課すというもの。2014年の提案時は、レジ袋1枚につき10セントの請求だったが、翌年秋に5セントに引き下げられていた。
メリッサ・マーク=ビベリト市議会議長は「レジ袋を有料化し、マイバッグの持参を普及させることでごみ削減につながり、未来の環境を保全するもの」とし、「既に有料化している米国内および世界中の都市とともに、環境活動へ取り組みたい」と述べた。
市によると、毎年ごみとして排出される約9万トンのレジ袋を廃棄処理するのに約1200万ドル(約12.7億円)かかっているという。同法案は5日に市議会で協議される予定だ。
この法案は、全ての業態のレジ袋に適用されるのではなく、レストランや屋台などは例外で、それらは引き続き無料となる見通し。また、有料化を巡っては低所得者層の負担になるという意見も一部の議員から出ている。有料化することで出る収益は、直接レジ袋を提供する商店などに還元されるという。
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