4月29日付のDNAインフォによると、米北部に現れることが非常に稀なチャカブリアメリカムシクイという鳥が28日にマンハッタン区セントラルパークで発見され、この鳥を一目見ようとニューヨーク近郊のバードウォッチャーたちが同公園に押し寄せた。
この「幻の鳥」を発見したのは、バーバラ・ルービンスタインさん(69)。大きい鳴き声が特徴で、それがなければ、存在に気づくのは不可能に近いという。取材に対し、「歌声は、繊細で美しかった」と感激を隠せない。
この鳥は、全長13〜14センチメートルで、通常は夏を米南部で、冬はカリブ海付近で過ごすため、専門家によると、「米北部で見かけるのが最も困難な鳥の一種」。噂を聞きつけ、アップステイトからこの鳥を見るためにやってきたバードウォッチャーの1人は、取材で、「55年間の観察人生で、チャカブリアメリカムシクイを見たことは一度もない。こんな北に来ることは滅多にないから、一生の宝になるかもしれない可能性にかけて、やって来た」と述べた。
ニューヨーク・ポストによると、ブルックリン・バードクラブの会長であるロブ・ベイトさんは、同日ブルックリン区で鳥の観察を予定していたが、この鳥がセントラルパークにいると知った瞬間すぐにマンハッタンに向かったという。