4月の犯罪件数が減少 凶悪犯罪の取締が奏効
A photo by William W. Ward. (This work is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License. Please provide attribution and a link back to this web page in a manner that associates the image with the image credit.)
4日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は3日、クイーンズ区の警察署で行った記者会見で、4月は発砲事件発生数が史上最低の数字だったと発表した。しかし、実際には最低記録ではなかったため、市長は後にこれを修正した。
4月に確認された市内での発砲事件は68件で、4月だけでみると、この数字は1960年代以来最少である。ところが、2月は57件でこれより少なかったという。市長は、「いずれにせよ、驚くべき数字。ニューヨーク市警察(NYPD)のたゆまぬ努力に感謝する」と述べた。
NYPDのビル・ブラットン本部長によると、この結果は「凶悪犯罪に重点を置いた取締の賜物」だという。ことしに入ってからの発砲事件数は、258件と昨年に比べ約16%も下がっており、加えて、殺人事件数は昨年比で約14%減少している。4月の犯罪数全体をみても、昨年から4%以上のマイナスだった。4月の逮捕件数自体は、昨年同月に比べ全体で10%減っているが、強盗、傷害、殺人といった凶悪犯の逮捕件数は、反対に7%も増えている。
寒くて外出する人が少ない2月に犯罪が少ないのは自然な流れだが、暖かくなって人出が増えた4月に犯罪件数が減少したのは、評価に値するという声がある。
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