7日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、同日ケンタッキー州ルイビル市で開催された「第142回ケンタッキー・ダービー」では、ニューヨークのバーテンダーによる1杯1000ドル(約11万円)の特製カクテルが販売され、注目を集めた。
競馬界の最高峰として有名な同レースでは、バーボンを使ったカクテル「ミントジュレップ」を飲むのが恒例。ことしは、マンハッタン区のマッキトリックホテルのバー「ザ・ヘルス」のバーテンダー、ジュリー・レネ・ウィリアムズさんが生み出した「特製ミントジュレップカクテル」が人気だったという。
バーボンをベースにピーカンナッツのシロップとミントオイルをブレンドしたものに、銅粉末でコーティングされたピーカンナッツをトッピングしたオリジナルカクテル。値段は1杯1000ドルだが、銀製ストローで飲むさらに豪華な2500ドル(約27万円)の「ゴールド・ダービーカップ」もあり、こちらを注文する人もいたという。レース前日だけでも約90杯の注文が入った。
自身も牧場で生まれ育ったというウィリアムズさんは、「毎年ケンタッキー・ダービーを見ていたので、ここでカクテルを作ることができうれしい」と話している。
カクテルの収益は、障害を患った騎手らで作る団体に寄付される予定。