10日付のメトロ・ニューヨークによると、全米で中古車の買取と販売を行うオートリストが、中古車の買取販売市場についての調査を発表し、州内で中古車を購入するのに最もお得な場所は、ニューヨーク市であることが分かった。
市は物価の高い都市として知られているが、調査結果によると、市内で販売されている中古車は、州全体の平均価格より881ドル(約9万6千円)安いという。
区ごとに見ると、クイーンズ区で販売されている中古車は、州の平均価格より965ドル(約10万5千円)、ブロンクス区は988ドル(約10万8千円)安く、マンハッタン区では1710ドル(約18万7千円)も安くなり、市内で最も中古車を手ごろに購入できることが判明した。
車種別にみると、最もお得なのは、BMWのX4モデルで、市内では州平均価格を1879ドル(約20万5千円)下回る値段で販売する中古車店もあるという。そのほかにも、市内での購入に向いている車種はシボレーのアバランチやレンジローバーなどが挙げられた。
同社のアレックス・クライン副社長は、「市内には中古車販売ディーラーが集結しており、その分競争が激しくなるために販売価格を下げるディーラーが多い」と説明している。