10日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク州ロングアイランドに住む男性が、この4年間で2度も宝くじで100万ドル(約1億円)を当てたという。
「フィアンセと一緒に、リビングルームで踊り回ったよ」と、喜びを隠せないのは、サッフォーク群サウサンプトンで建築業を営むブルース・マジストロさん(49)。最初の当選は2012年、奥さんをがんで亡くした直後だった。「疲れていたから、少し休憩と神様から言われたようなもの」と語る。
その記念小切手の授与式で、宝くじのプロモーションで活躍する預言者が耳元で囁いた。「あなたはもう1回当たるような気がする」。その預言が、まさに的中したというわけだ。宝くじファンのマジストロさんは、毎日150~200ドルもスクラッチオフという宝くじを購入していた。その熱意が通じたのか、賞金の税引き後、毎年約3万3千ドル(約360万円)を今後15年間受け取ることになる。
このところマジストロさんの事業がさえなかったため、2回目の当選のタイミングも絶妙だという。賞金で、まずはフィアンセにプレゼントを買う予定だ。
コロンビア大学の統計学教授によると、マジストロさんのケースが起こるのは、10億分の1という驚異的な確率だという。