11日付のFOXニューヨークによると、テストに宿題、交友関係など、生徒たちが抱えるストレスを解消する方法として、黙想やヨガ、禅などの東洋的なテクニックを取り入れる学校が注目を集めている。
ロングアイランドのナッソー郡ベスページにあるベスベージJFK中学校の体育の授業では、最初の4分間はジムの床に寝そべり、ゆっくりと呼吸しながら黙想する。これは、同校のソーシャルワーカー、エイリーン・ヘインズさん考案で、生徒たちが落ち着いて、リフレッシュできる効果があるという。
また、授業以外でもストレスを感じた時は、「心を休める部屋」という特別な部屋を訪れることができる。ここでは、水の流れる音を聞き、日本風の庭園を眺めたり、ヨガを体験することもできる。「入った瞬間に荒れた心が静まり、出るころには幸せな気分になる」と、7年生の男子生徒は語る。
同郡フリーポートにあるジョン・W・ドッド中学校では、7年生のジェードン・スコット君が黙想を行うグループを結成した。瞑想はストレスや不安を解消し、集中力も高まるという。瞑想には生徒だけでなく教師も参加し、「気が立っていると、言わなくてもいいことを言ってしまう。その前に深呼吸を」と、スコット君は多くの生徒や教師に参加を呼び掛けている。