闘犬訓練のピットブルを救助 飼い主は銃や麻薬も所持

 17日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、スタテン島ブライトンで、闘犬(ドッグファイト)の訓練をさせられていた傷だらけのピットブルが救助されていたことが分かった。
 捜査令状を持ったニューヨーク市警察(NYPD)の警官が、同島スタンレー・アベニューにある2軒の住宅に家宅捜査に訪れたところ、面や首、足などにドッグファイトの訓練によるものとみられる傷が残ったオスのピットブル、ブルーとスモークが見つかり、ルスマン・セフ被告(23)とスコット・パールミュッター被告(25)は、動物を闘わせた罪および動物虐待罪で、スタテン島地方裁判所に起訴された。
 ブルーが飼われていた住宅ではメスの子犬も見つかり、2匹の犬とともに保護された。子犬には傷などはなかった。
 パールミュッター被告がスモークを飼っていた部屋では、糞などが付着したカーペットや、ドッグファイトの途中で犬同士を引き離すために使われるブレーク・スティックと呼ばれる棒などが見つかっている。
 セフ被告の自宅からは、銃弾入りの拳銃や麻薬、計量器やそのほか麻薬に関連した道具も見つかったため、同被告は麻薬および銃器不法所持の重罪でも起訴され、これに関与した疑いの6人が新たに逮捕されている。

justin sangani