18日付のエーエム・ニューヨークによると、米連邦航空局(FAA)がドローンの接近を探知するシステムの試験を17日、ジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)で開始したことを発表した。
FAAによると、空港から5マイル(約8キロ)以内の区域や、地表や水面から400フィート(約120メートル)以上の空域でのドローンの飛行は禁止されているが、過去数カ月の間に、操縦士らにより飛行禁止区域を飛ぶ数百機のドローンが目撃されているという。
FAAは今月2日から、連邦捜査局(FBI)の探知システムの試験を行っているが、JFKでも、米国土安全保障省(DHS)や司法省(DOJ)、クイーンズ区検事局、ニューヨーク・ニュージャージー州港湾公社(PA)と協力して、約40回のテストが行われた。ことし初めには、ニュージャージー州の空港で、同様のテストが実施されていた。
FAAは昨年、操縦士の視界の範囲内に飛行範囲を制限する、飛行可能時間帯を日中に限る、娯楽用ドローンに登録を義務付けるなど、重さ55ポンド(約25キロ)未満のドローンを規制する法案を発表している。
全米におけるドローンの販売数は約70万機にも上り、航空機との衝突事故などが懸念されている。