システム停止でJFK大混乱 搭乗券を手作業で発行

 29日付のCBSニューヨークによると、ジョン・F・ケネディー国際空港のターミナル7で同日、コンピューターが故障し、大混乱を招いた。
 ターミナル7は、ブリティッシュ・エアウェイズ、全日空、キャセイ・パシフィック航空などが乗り入れる国際線のターミナル。3連休中日の午後4時ごろ、空港が旅行客でごった返す中、チェックインを管理するシステムが停止したという。
 ロンドン行きの便を待っていたマイク・プリストリーさんによると、コンピューターが停止してから、航空会社のスタッフは、搭乗券や荷物のチケットを手書きで発行したという。瞬く間にターミナルは数百人の旅行客ですし詰めの状態となり、外にも行列ができた。「館内放送はないし、スタッフはサービスどころではないという感じ」とプリストリーさんはあきれた様子で取材に応えた。
 空港を管理するニューヨーク・ニュージャージー州港湾公社(PA)によると、今回のシステム停止は、コンピューターのサーバーがシャットダウンしたことが原因だという。キャセイ・パシフィック航空が配布した釈明文では、ベライゾン社の責任としている。
 ターミナル7の大混乱は翌未明まで続いたが、米運輸保安局(TSA)のスクリーニング作業には影響はなかったという。