1日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、5月15日にタクシー配車サービス、ウーバー(Uber)を利用しようとした女性が、偽の運転手に扮した男に襲われる事件が発生したことを受け、ニューヨーク市警察(NYPD)は逃走中の容疑者の似顔絵を同日公開し、情報提供を呼び掛けているという。
被害者となった24歳の女性は同午前1時半ごろ、マンハッタン区イーストビレッジからブルックリン区の自宅に帰宅するためウーバーを呼んだ。女性はしばらくして近付いてきた黒いセダンを、自分が呼んだ車だと思い乗車した。しかしその車がFDRドライブを北上し、自宅方向とは反対に走り始めたところで女性は異変に気付いた。偽ウーバー運転手は96丁目の出口を通り過ぎたところで停車し、女性に襲い掛かり、現金を渡さなければ性的暴行を加えると拳銃を突き付け脅したという。女性は反抗することなく、現金20ドルのほか、アイフォーン(iPhone)や、財布、デビットカード、メトロカードなどの貴重品とともに身に付けていたジャケットと金のイヤリングを男に渡したと証言した。
女性はパークとマディソン街間の125丁目付近で車から逃げ出し、けがなどはない。容疑者はそのまま高速道路を走り去り、逃走中だという。